プラグについて

   

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パワーアッププラグ

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見た目の違いです。

左から、デンソーの27番、NGKの95番、NGKの8番です。

いずれもカートに使うものなんで抵抗無しタイプです。

95番と8番では1.5しか熱価が違わないのですが、見た目でかなり碍子部分の長さが違うのがわかると思います。

左がノーマルプラグ、右がレーシングプラグです。値段の違いは5倍くらいあります。

どちらも抵抗無しですが何が違うかというと、電極の材料が違います。レーシングエンジンだと高圧縮、高回転なんで温度、要求電圧ともに高くなります。そこで、中心電極には白金を使用し、電極を細くして着火性を良くしてます。又、外側電極の強度も強くして振動の多いレーシングエンジンでも折れたりすることがないようにしてます。

ちなみにレーシングプラグをノーマルエンジンにつけても何の意味もありません。というか不具合しかありません。抵抗がないんでノイズが出てECUに悪影響は出るし、インジェクションの車ならインジェクターの誤作動を引き起こすこともあります。又、要求電圧も、圧縮が低い為高くないので火花が飛びすぎ消耗も早くなってしまいます。

これはプラグの性能とは関係ないのですが、使用したオイルの違いによるカーボンの付き具合の違いです。
左が100%植物オイル、右が100%合成オイルです。植物オイルのほうが潤滑性は高いのですがカーボンの付着が少し多くなってます。どちらもレーシングカートで14000回転ぐらいを回してるものです。

プラグでこれくらいですが、ピストンはかなり厚くカーボンがこびり付いてます。1年に一回ぐらい腰上をばらして洗浄が必要になるんで、一般道を走るエンジンに入れない方がよいというのが分かります。

プラグの番数を間違えた結果がこれです。NGK9番でないといけないところを間違えて8番でサーキットを走ったところ、なんかストレートエンドで急に伸びるなと思ってたらアクセルを抜いた瞬間ストールしてしまいました。ピットに帰ってエンジンを開けてみたら写真のように、ピストンに穴が開いてました。プラグは外側電極が溶けて無くなってました。

 

* いつもプラグを買う時表示されてる記号で悩んでしまうんで、表示の意味をまとめてみました。

B P R 5 E S - 11
記号 ネジ径

(mm)

レンチサイズ

(mm)

A 18 25.4
AB 18 20.8
B 14 20.8
C 10 16
D 12 18
E 8 13
G PF1/2 23.8
BC 14 16
DC 12 16
BK 14 16
記号 意味
M コンパクトタイプ
P 絶縁体突き出しタイプ
L 沿面放電タイプ
記号 意味
R 抵抗入り
数字 意味
小さい 熱価小
多きい 熱価大
記号 ネジ部長さ

(mm)

- 12
- 9.5
E 19
H 12.7
L 11.2
EH  
F テーパーシート
記号 意味
S 標準
Y グリーンプラグ
V Vプラグ
VX VXプラグ
K 2極電極
T 3極電極
Q 4極電極
B CVCCエンジン
J 2極斜電極
C 斜め電極
P 白金電極
U セミ沿面
A,B,C

D,Z

特殊仕様
 
記号 ギャップ

(mm)

9 0.9
10 1
11 1.1
13 1.3
15 1.5
L 中間熱過
N
W 16 E X R - U 11

記号

ネジ径

(mm)

レンチサイズ

(mm)

意味

M 18 25.4 ネジ長12mm
MA 18 20.8 テーパーシート

ネジ長12mm

W 14 20.8(19) (コンパクトタイプ)
T 14 16 テーパーシート
J 14 20.8 突き出しプラグ
P 14 20.8 白金プラグ
SF 14 20.8 沿面プラグ
Q 14 16 小型プラグ
QJ 14 16 小型突き出し

プラグ

PQ 14 16 小型白金

プラグ

K 14 16 ISO寸法

小型プラグ

KJ 14 16 ISO寸法小型

突き出しプラグ

PK 14 16 ISO寸法小型

白金プラグ

PKJ 14 16 ISO寸法小型突き出

白金プラグ

X 12 18  
XU 12 16  
U 10 16  
Y 8 13  
SK 14 16 小型イリジウム

プラグ

       
数字 意味
熱価小
熱価大
記号 ネジ長(mm)
A 19

(突き出し7)

B 19

(突き出し9.5)

C 19

(つきだし5)

D 19

(シュラウド2)

E 19
F 12.7
  12

(Mから始まるもの)

  9.5

(Wからのもの)

  11.2

(Tからのもの)

E 18
記号 意味
A 外側2極電極
B 外側3極電極
D 外側4極電極
N レース用

(Ni電極)

Pt レース用

(Pt電極)

P プロジェクトタイプ

(突き出し1.5mm)

S ノンプロジェクトタイプ

(突き出し0)

M ミニプラグ
X フルプロジェクトタイプ

(突き出し2mm)

V 斜方電極
T 外側2極電極
記号 意味
R 抵抗入り
 

 

記号 意味
U 外側Uカット
L 特殊
S セミ沿面
C 外側カット

バック

P 外側

2層白金

Z 0.7白金中軸
ZU 0.7白金中軸

Uカットテーパー

数字 ギャップ(mm)
0.9
10
11 1.1
13 1.3
15 1.5
R C YCC
記号 意味
B テーパーシート
C 小型タイプ
D 小型

テーパーシート

E シールドプラグ
O 巻線抵抗
K 抵抗入り
Q インダクタンス

入り

R 抵抗入り
T 特殊小型
U シリーズキャップ
X 抵抗入り
記号 ネジ径

(MM)

ネジ長

(MM)

レンチサイズ

(MM)

A 12 19 16
C 14 19 16
D 18 12.7 23
E 14 25.4 16
F 18

テーパー

11.7 20.8
G 10 19 16
H 14 11.1 20.8
J 14 9.5 20.8
K 18    
L 14 12.7(12) 20.8
N 14 19 18
P 12 12.5 16
S 14

テーパー

18 16
V 14

テーパー

11.7 16
Y 10 6.3(7.9) 16
Z 10 12.5 16
      特殊
BL 14 11.7 テーパーシート
BN 14 18 テーパーシート
CJ 14 9.5 バンダム
DJ 14 8.3 テーパーシート

バンダム

数字 意味
1

25

熱価小〜大

自動車用

26

50

航空機用
51

75

レース用
76

379

工業用
 
記号 意味
B 外側多極電極
BMC セミ沿面タイプ
C 銅芯中軸
E 突き出し6.8mm
G Au-Pd中軸
H 突き出し0.75mm
J 外側カットバック
L 突き出し5mm
M 突き出し3mm
R レース用
V 沿面タイプ
X 特殊
Y 標準突き出し1.5mm
YC 標準突き出し1.5mm
銅芯中軸
CC 外側銅芯入り
DMC 外側2極タイプ
PP 白金プラグ
PYC 片白金プラグ
PYX 突き出し
片白金プラグ
PYP 突き出し白金プラグ
VTYC 外側3極電極
数字 ギャップ(mm)
1.3
1.5
W R 7 D T C X
記号 ネジ径

(mm)

レンチサイズ

(mm)

D 18

テーパーシート

20.8
F 14 16
H 14

テーパーシート

16
M 18 25.4
U 10 16
W 14 20.8
X 12 18
Y 12 16
記号 意味
B Φ7コード用

SAEコネクタ

C Φ5コード用

SAEコネクタ

E 沿面放電タイプ
G セミ沿面タイプ
L 間欠沿面タイプ
M モータースポーツ用
R 抵抗入り
S 小型プラグ
数字 意味
熱価小
熱価大
記号 ネジ長

(mm)

突き出し

(mm)

A 12.7(11.2) 1
B 12.7(11.2) 3
C 19(17.5) 1
D 19(17.5) 3
E 9.5 1
F 9.5 3
G 12.7 4
H 19(17.5) 7
K 19(17.5) 4
L 19(17.5) 5
M 25 3
記号 意味
  外側1極電極
D 外側2極電極
T 外側3極電極
Q 外側4極電極
記号 意味
C 銅芯入り中軸
E Ni・Y合金電極
P 白金電極
S 銀電極
記号 ギャップ

(mm)

R 抵抗入り
U 1
V 1.3
W 0.9
X 1.1
Y 1.5
Z 2
0 特殊
1 特殊
2 特殊
4 特殊
 

プラグやプラグコードを変えてもパワーアップはしません。但し間違えないでほしいのが、始動性や温度の低いアイドル時、レース用エンジンなどの高圧縮・高回転時のミスファイヤー防止、耐久性には非常に効果があります。

沿面放電プラグ

このプラグ上の表である通り普通にラインナップされてるプラグです。この形よくパワーアップのうたい文句で売られてますが(火炎を妨げる電極が無い)普通車の標準プラグでないのは目的が違うからです。

これは回転数が低く、余りプラグの温度が上がらなくて自己洗浄作用が期待できない船舶用エンジンなんかで、碍子表面にスパークさせる目的や、ロータリーエンジンで突き出しがあるとまずい場合に使われます。

白金プラグ、

イリジウムプラグ

これは、上記のミスファイヤー防止と、電極が白金のため非常に耐久性がよくなる為最近の自動車に標準採用されてきてるプラグです。パワーアップ目的ではありません。

実際軽自動車で比較してみたのですが、NGKのグリーンプラグだと、約2万kmで始動性が悪くなり外してみるとかなり電極が減っていたのですが、プラチナプラグだと4万km走って見た目には消耗してるように見えませんでした。確かにメーカー公証の10万km持ちそうです。

多極タイプ

通常のニッケル系の電極で耐久性を持たせる目的で電極を2つ以上に増やしたタイプです。実際火花は雷と同じでどこに飛ぶか分からないので、要求電圧の低いところに飛びます。その場所が多いので結果としてまんべんなく消耗する為耐久性が伸びます。航空用レシプロエンジンなんかで見られます。

このタイプなんかも理屈をつければ、火炎が下方向に伸びるのでパワーアッププラグとして売れそうな気がします。もしかしたらすでにそういうのがあるかもしれませんが、やはりパワーアップしません。

沿面突き出しタイプ

これは沿面電極か燃焼室に飛び出したタイプです。昔50ccエンジンのチューニングアイテムとしてあったのが、沿面状のアダプターに小径プラグをねじ込んで、それをプラグホールにねじ込んでちょうどこの沿面突き出しタイプの様な状態にして、結果的に圧縮比を上げようとしてあるものが流行りました。

当時なかなかユニークだったんで試してみましたが、結構低回転では圧縮比アップの効果が出てたと思います。但し50ccという排気量の小さいものしか突き出し量の関係上効果が薄いです。

でもやはりこの手のものは一時話題になって効果が薄いことが分かってくると消えてしまいますね。

シールドワイヤつき

プラグコード

最近流行ってるシールドワイヤ付きのプラグコードです。これもかなり昔からあって最近になって火花を強くするという宣伝で今のところまだ売れてます。店頭で実際に比較して放電してるのを見た人もいるかもしれませんが、パワーアップには効果はありません。

このタイプは昔からあり目的としては、
1、配線を支持し振動や熱で損傷を防ぐ
2、配線に高電圧が流れる事により発生する磁場(ノイズ)を遮断し電子機器の誤作動を防止する
この2点の目的の為航空機などで使用されてきました。周りにシールド線を巻いても電流は増えません。

このシールドワイヤと抵抗無しタイプのプラグを組み合わせることにより、ノイズを抑えて実演販売並みの激しい火花は出せますがやはりノーマルよりノイズが増えてしまいます。こういう商品を付けてからラジオの調子が悪くなったとか、アイドリングが安定しないなどの不具合が出た場合ノーマルに戻す事をお勧めします。

総評 昔、始動性の悪い古い車に乗ってたころ、改善のために高電圧コイルと抵抗の少ないプラグコードを使った事があります。確かに始動性は良くなりました。高回転のパワーはまったく変わりませんでした。エンジンがノーマルだからです。
強い火花になった副作用として、デスビの端子の消耗が倍くらい早くなりました。
やはりアーシングと一緒で、ノーマルで付いてない余計なものをつけるのはデメリットのほうが大きいので、雑誌などの評判を鵜呑みにするのは止めましょう。メーカーの技術者がお金と時間を掛けてテストし開発したエンジンですから下手にいじるとトラブルの元になってしまいます。
   

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